メロディーハウス

「ピアノやエレクトーンを始めたいけど、どの楽器を選んでいいか分からない…」とよくご相談いただきます。ピアノ一つとっても、グランドピアノ、アップライトピアノ、電子ピアノにも分類されますし、その中でもグランドピアノのタッチに似せた機構が付いていたりとさまざまです。これからめざされるレベルに合わせて、順にランクアップしたり、将来的なことも考えて初めから良いものを用意するのというのも考え方の一つです。

発表会やコンクールで使用されているグランドピアノは、ピアノとして最も標準であるとされています。ご自宅ではなかなか置く場所が限られますが、将来的に音楽系大学に進学したり、コンクールの上位をめざすようであれば、1台用意しておきたいところです。価格帯はサイズによって大きく幅が広がりますが、新品だと小さいもので150万円、大きいものでなんと2,000万円以上もします。製造メーカーによって違いや好みが分かれますので、事前に弾いてみたり比較したりしながら購入したいものです。機種によっては消音ユニットの取り付けが可能で、夜間や集合住宅でも安心して演奏できるようにするのも手段の一つです。

手軽に本格ピアノを始められるアップライトピアノ。アップライトクラスでも何十年も使えることから「家宝」として長くお持ちになられている方もいらっしゃいます。縦型省スペースで置き場所に困らず、今最も一般に広がっているピアノです。これからピアノを始められる方はもちろん、コンクール出場なども検討されている方は最低でもこのクラスが必要です。構造上、早い連打やトリルのキレがグランドピアノに比べて劣りますが、基本的にはアップライトピアノでも色々な曲を演奏することができます。

「これからピアノを始めたい」「子どもが長く続くか不安」という方におすすめするのが電子ピアノです。電子機器であるがゆえに調律の手間が省け、お手入れも簡単です。電子ピアノでも基本的な演奏技術を磨くことができますので、初心者・入門者の方はこちらから入られるのがよいかもしれません。価格帯もグランドピアノやアップライトピアノに比べると格段に安いのが特徴です。しかしながら、鍵盤のタッチや音の質感はアコースティックにはかないませんので、本格的に始めたい方にはおすすめできません。

機能性、表現力は最高峰です。YAMAHAのエレクトーンは業界標準として認識され、さまざまな分野で活躍しています。STAGEAシリーズは据置型エレクトーンとなっていますので、置き場所をしっかり確認しておきたいところです。色々な音を組み合わせたり、リズムに合わせて演奏するさまは、まさに「ひとりオーケストラ」そのものです。エレクトーンもピアノと同様に発表会やコンクールの開催もあります。音楽家や作曲家をめざす方にも、趣味の範囲で楽しみたい方にもおすすめできる分野です。

D-DECKはSTAGEAをコンパクトにしたモデルで、持ち運びが容易にできるのが特徴です。また部屋の広さが限られる中でも設置が可能です。ただし、D-DECKにはスピーカーが内蔵されていませんので、別途用意しなくてはいけません。女性でも運搬が可能なモデルだけに、そういったところも簡略化されているということも購入の検討材料にしていただきたいものです。メロディーハウスはD-DECKを使用してエレクトーン演奏を行っていますので、ぜひ一度お聴きいただければと思います。

演奏される方の目的に合わせて最適なピアノをおすすめします。メロディーハウスでも購入サポートをしていますが、気になる方は楽器店などで試演奏をしてみるのがいいでしょう。やはり実際にさわってみないと分からないところもありますし、長く使っていく「相棒」ならば、納得のいく1台を用意していただきたいところです。